10.19.2010

65-【自転車】最近注目の洞窟遺跡 ”ピャン.ドゥンカル(皮羊东嘎)”遺跡

               【ピャン.ドゥンカル(皮羊东嘎)遺跡周辺地図マップ】


二日目分岐をメイン道路からはずれて進む。いきなり谷で下る。
ここには水があった。そしてまた上って高原へ。

しばらく進むと、また川があって小さな谷間にチベタン遊牧民がテントはってるではないか。ちょうどお昼時だし、火でも借りよう。とここで食事をとったのがラッキーだった。

「ピャンに行くにはここで分岐だよ」

と遊牧民。
分岐の標識?ピャンへの分岐。

たしかに谷の手前に壊れた標識のようなのがあった。これは普通はわからない。
方向的には谷沿いに行く感じだ。

案の定、道は谷にはいって下って行く。そうすると道にゲートがでてきた。

ドゥンガルへの入り口ゲート。

別に鍵もかかってないので、自分で開けてさらに川沿いを下って行く。
そうすると岩の上に赤い建物のあるのがみえてくるではないか。
この麓にあるのがドゥンカルの村だ。


勝手に中を見る事はできない様で、まずは管理人にお金を払い監視兼案内として子供達がついてきた。
ここの遺跡もグゲ遺跡の王宮のようにトンネルを通って、丘の上に上る。しかし破損がひどいくションシュン遺跡の様だ。
しかし一番奥に壁画の残ってる部屋がある。背景が真っ青の仏画は珍しい。

しかし、天井が壊れてないので、浸食が激しい。早期の保護が望まれる

※ピャン.ドゥンカル(皮羊东嘎)遺跡の詳しいレポート画像は次のページで⇒





続いて3kmお隣のピャン遺跡。
また村の間の丘にも扉のついたラカンの様なのがみえるが、ここはトリンの管轄らしくピャン村とドゥンガル村では見たくてもどうしようもない様だ。

ピャンのほうが遺跡としてはでかい。
かつてどれくらいの規模の都市だったのだろう?岩一面に穴穴穴である。

ここにも壁画が残っているが部屋には鍵がかかっていて勝手に見れないのだ。
ここは鍵番のおっちゃんと一緒にまわることになる。

※ピャン.ドゥンカル(皮羊东嘎)遺跡の詳しいレポート画像は次のページで⇒



しかも宿のない村なのでこの鍵番のおっちゃんの家の庭にキャンプさせてもらった


次の日、お礼を言ってピャンをでると直ぐに上って行く。ここからの眺めは最高だった。一番の土林の景色かもしれない。

土林


峠後は下って行く。
ピャンの村人にも言われたが、なんでそんなに遠回りでトリンから来たんだ?と。
ピャンから下っていけばトリンは近いらしい。そしてその合流は一体どこ?

と、思ってたら合流はトリンから登った先の無人の村の近くだった。

本線に合流と合流近くの無人の村

確かに行きに分岐の車の轍をみている。でも地元でのなかきゃこの道を試そうとは思わないだろう、、、。標識作っておけっつーの。


雨で谷の道が川と化した

もと来た上り道を下って行く。しかし夕べ雨が降ったせいで谷の道が川になっている。
というより元々川だ。浸食しやすい土林の中の渓谷だ。
水が流れている所は泥状になっていて、侵入するよなものなら、タイヤがうまってしまう。

こりゃ下りとはいえ大変だ。そして3日ぶりにまたトリンに戻って行くのであった。


もちろん驚いたのは、さよならを言った宿の人や旅人達。
あれ?なんで?って。

■移動情報
 チベット地図と距離一覧と記号の見方⇒★チベット「距離表」☆

updown
km

city
etc

Altitude
0km [↑up 36k :D] Divergence to "ali"(阿里)&"hyan"(皮羊)  /H+S
4550m

[↓down 8k :D] Bridge

4350m

[↑up 3k :D] highland

4350m

[ 6k :D] highland 



[↓↑ 3k :D] highland  (down to Valley )

4500m

[  6k :D] Divergence to "hyan"(皮羊) this side of bridge

4500m

[↓down 9k :D] "donggang"(东嘎)  /H+S
4200m
41km [ 3k :D] "hyan"(皮羊)

4150m

0km [ 3k :D] "hyan"(皮羊)

4150m

[↑up 5k :D] pass 

4350m

[ 3k :D] highland

4500m

[↓down 2k :D] joins the main line between ali(阿里) & zhada/tholin(札達)" 

4150m

[↓down 15k :D] Divergence to "ali"(阿里)&"naga place "5km(那嘎广場5km) /H+S
3750m
51km [ 15k :D] "zhada/tholin"(札達) /H+R+N
3750m


周辺map
コメント:
ピャンドゥンカル分岐に石碑がありわかりやすい。このあたりから谷を抜けて高原になる。分岐ピャン方面は高原から谷に下って上る。 高原をまた行き、谷手前に標識なしの分岐がある。下った谷にある橋は郎臥其橋。その橋の手前で分岐。谷沿いに下って行くとゲートがあり、その先がドゥンカ ル、ピャンとある。ピャンの先からまた上るって峠。その先を下って行くと、元の無人の村近くの道に戻る。
ピャン分岐→ピャン
10:00発→21:30着
走行距離 /41km
実質走行時間 5h
平均時速/10kh
ピャン→札達
10:00発→21:30着
走行距離 /51km
実質走行時間 5h
平均時速/10kh
 

hotel
ピャン
野宿
ADD :

ピャン村の村長らしき遺跡の鍵を管理している家の庭に泊めさせてもらった。
水:民家でもらった


info.CITY
ピャン/ドゥンガル
メイン道路から中にはいった小さな村。トリンを都としたグゲ大国が11世紀末にドゥンカルに移された。ピャンには1000以上の洞窟がある。なかには壁画 の残ってる部屋もある。 ドゥンガルは街で入場料20元(言値30元)を払って、手書きのレシートを発行してもらった。子供達が監視役兼案内でついてきた。ピャンは壁画の部屋は鍵 がかかっているので鍵番と一緒にまわる。いくつか扉のある部屋のうち2部屋だけ見せてもらった。案内謝礼代として10元払った。またピャン村とドゥンカル 村の間にも壁画の部屋があるが、ここはトリン管轄で鍵は村ではどうにもならない様だ。
料金/
ピャン/20元
ドゥンカル/10元
情報/商店
宿

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