10.18.2010

51-【自転車】ついに三大聖地へ。で、ひさしぶりの温泉。

朝テントを撤収して出発。今日こそは屋根のあり所で寝てやるのだ。
道はだんだん川沿いの谷に入って行く。
ネズミ
途中、ねずみが方向感覚を失ってフラフラしてた。西チベットの草原にはよくこの小さなネズミがたくさんいる。
よせばいいのに、穴からヒョコってでてきて、道路を横断して他の穴に入って行くのだ。
そしてよく車にひかれてベチャンコのネズミを見かける。

そうなるともう鳥達のえさだ。きっとこのネズミも車にひっかけられたんだろう。
道の真ん中でフラフラしてるから、草原にある穴に突っ込んどいた。

しばらく谷をいくとなぜかぽつんと一つガソリンスタンドがでてくる。

湖の見える丘のチョルテン。カイラスもみえる
ガススタの先に坂があり、これを越えるとチョルテンがでてくる。
きれいな真っ青な湖がみえる。そして遠くにカイラスの頭だけがみえる。

おお!やっときたぞ!チベット三大聖地のマパム=ユムツォ(マナサロワーム湖)とカイラス山だ!


丘を下って行くと、街がみえる。そこそこの大きさの街だ。
夕べもう少し頑張ればこの街に着いたかな?
ホンチュの街で昼食
ちょうどお昼どきだったので昼食休憩。




今日はここに泊まってもよかったのだが、この先に温泉があるという情報を持っていた。
湯船につかりたい、、、。という事で温泉のあるチウゴンパに向かう事にする。

チウゴウパは湖畔にあり、カイラス方面の本線からは外れた所にある。
しかし道は湖畔近くをとおらず遠回りをしていく。

はい、ここでまたあの教訓、急がば回れ、、、。


走ってると、なぜか道路沿いに金網の柵がある、途中から湖畔方面に柵がのびているではないか。
うっすらランクル道もみえる。湖畔沿いには巡礼する道も寺もあると言うではないか。
なら自転車でもいけるさ~。と、また安易な気持ちでショートカット。
まったく教訓が生かされてない。

1365キロポストあたりからショートカット。最初は良かった。
途中謎の柵で湖畔に真っすぐ行けなかったが、なんとか湖畔の寺が見えてきた。


これが湖畔に5つあるうちの一つランプ=ナゴンパだった。村もあるがなぜかここも無人。
寺に数人の僧がいるだけだそうな。謎の珍客に坊さんもうれしそうだった。

彼曰く、湖畔沿いに次のゴンパ、チウ=ゴンパまで行けるとの事。
ランプ=ナゴンパからの景色


湖畔までは道は良好


ここまでは道はよかったのだが、湖畔沿いになった途端に砂利道に。

まるで海岸を走ってるようだ。そもそも海岸は自転車が走る所ではないのだ。
砂利でタイヤが空回りするわ、埋まるわでは平地なのに自転車がこげない。
仕方ないので押すのだが、とんでもなく時間がかかった。

途中巡礼中のチベタンにあった。何やってるんだ?この旅行者はと思われただろうな、、、。しかも悪路にくわえて、羽虫がすごい飛んでいる。
なんで人に向かって飛んでくるんだ。服じゅう羽虫だらけ。
走って逃げたくても自転車がお荷物で逃げ切れない。はらいながら進む。


すると湖畔の道が崖に挟まれてて極端に狭い。
湖畔沿いをずっと行けるとは聞いてたが、これは不安だ。

ここでまたランクル跡がでてきて、道は崖の上、丘にむかって登っている。
これは究極の選択だ。湖畔か丘の上のルートか。
もう湖畔の砂利道と羽虫は勘弁だな。という事で丘に上る事に。
これがまた急な道。

丘の上のチョルテン
しかし上からの景色は最高だ。でも怖いからあんまり崖の方には近づかないもんね。なんせ下から崖の高さ見てるし


丘の上を通過してなだらかにアップダウンの繰り返し。
眺めはいい。マパム=ユムツォのお隣にあるランガク=ツォもよく見える。

丘を下りきると、湖畔にあるチウ=ゴンパが見える。
あの丘の上を越えてきた


やっと着いた。
距離は10kmくらいショートカットできたが、絶対時間がかかりすぎてる。素直に普通の道をくればよかったかぁ?

温泉の源泉がある所からの夕日
すっかり陽が沈んでしまった。
湖畔沿いにもホテルがあったがツアー客がよく利用する宿らしく英語表記があり外人客もいた。しかしドミ40元は貧乏チャリダーには高い。

どうせ寝るだけだし。温泉にもちょっと距離があるので、温泉近くに宿を取る事にする。
湖畔から幹線道路方面に行く。
温泉の街は湖と湖を結ぶ運河の様なガンガ=チュがある。

といっても水はそんなになく、温泉成分の真っ白になってる。 そんな小さな温泉街で安宿を発見し、さっそく温泉に。


温泉施設と運河にある源泉

キレイとは言いがたいが一応個室温泉。
日が沈む前に温泉には着いたが、ここも順番制。すでに先客プラス外で待ってる人達。
しかも台湾からの女性旅行者達。別に一緒に入浴でもよかったんだけどな。

仕方ない(当たり前だ)ので、彼女らが出てくるのを待ってたら綺麗な夕日に。そして真っ暗に、、、。



薄暗い温泉施設へ。中は死体洗い場か?保管所か?と思ってしまう様な、バスタブスタイル温泉。
もっとキレイにすればいいのに、は日本人だけの発想なのか。

それでも温泉はあつあつ。日本人好みだ。しかも天井がガラス張りで空が見える。
気分は露店風呂だ。建物内に電気がないから真っ暗なおかげで空の満天の星空がよく見える。

ここ数日はずっとテント泊で顔程度しか洗えず、ろくに体が洗えなかったから気持ちいい~。

で、案の定、また、すっかり標高4500m以上なのを忘れてのぼせた、、、。



-- ■移動情報 チベット地図と距離一覧と記号の見方⇒★チベット「距離表」☆

updown
km

city
etc
CP
Altitude
0km



(neardy 1400kp) 

4750m

[ 15k :D] to valley(neardy 1385kp)

4600m

[ 10k :D] Gas station



[↑up 1k :D]




[ 5k :D] "huoerqu"(ホルチュ) (neardy 1365kp)

4550m
65km [ 34k :D] Tiu=gonpa (Hot spring)

4550m

コメント:川沿いの谷らしき所をはしる。すると突然ガソリンスタンドが出てくる。 この先のちょっとした坂をのぼると、チベット三大聖地の一つマパム=ユムツォ(マナサロワーム湖)だ。道は湖畔ではなく丘を通っており、チョルテンがあ る。そこからカイラスがみえる。高原をいくとホルチュの街がでてる。ホルチュから幹線をいくとバルガで分岐だが、ショートカットをして、湖畔沿いの道をい く。これがとんでもない悪路。湖畔沿いはランクル跡もあり通れなくはないが、砂利浜の様でとても自転車をこげない。
(neardy 1400kp)→Tiu=gonpa チゥゴンパ(Hot spring)
9:30発→21:00着
走行距離 /65km
実質走行時間 /6.5h
平均時速/10kh

 
hotel
Tiu=gonpa チゥゴンパ
Hot spring(温泉街)
ADD :

温泉がある小さな街。看板もでておらず村人にホテルを訪ねたら紹介された。温泉のちかく。部屋には電気がないが、オーナーの家には太陽電池があり有料にて充電させてくれる。
TEL: HP:
値段:ドミ/15元
設備:トイレ外、シャワーなし近くに温泉。
電気:なし
身分証提示:なし



info.CITY
huoerqu ホルチュ
map 湖畔近くにある街。周辺ではそこそこの大きさ。商店等の品揃えはまぁまぁ。幹線より一本中にはった所に街の中心はある。おおきな軍施設もある。
情報/商店
レストラン
宿


info.CITY
Tiu=gonpa チウゴンパ温泉
map 温泉がある小さな街。幹線から湖畔方面に中にはいる。湖畔にもホテルがあるが高い
情報/商店
宿
温泉1人20元

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