10.18.2010

53-【自転車】カイラス巡礼(後編)


                     【カイラス巡礼マップ】
                画面をクリックすると拡大図になります


---2日目---


二日の朝。宿の前の橋はヤギだらけ。
今日は朝がから天気が悪い。

これから峠へ上って行くのだ。


チベタン達がたくさん歩いてるので迷う事はない

しかし辛い。酸素が足りないのだ。
標高 5000mにもなれば平地の40%ぐらいしか酸素がない。
いくら高地順応してるとはいえ、酸素はないものはないのだ。ああ辛い。


峠が近くになると、巡礼者が置いて行った服や髪の毛が多数おいてある。

峠も中盤になるとまるで雲の糸に登っているみたいに一本の列が。

さすがにチベタンとはいえ老人達にまける訳にはいかない。

ということで、かんばって人生最高到達地点でもある標高 5600m超の峠、ドルマ=ラへ。

チベタンフラッグのタルチョがおびただしい量はためいている。
チベタンも人それぞれ。ピクニック感覚で昼食中な人、お祈りしてる人、タルチョを新たに巻き付けてる人。
ちなみに時計は大体誤差が100mくらいある事があるので。


峠はタルチョだらけ

チベタン文化で峠越えの時にルンタという名前の紙をラーギャローといって空にまくのがあるが、自分もやってみた。はい、ラーギャロ~(神に勝利あれ)


峠後は急降下。
結構急に下って行く、途中水色の小さな沼(湖?)のコクモツォがある。

どんどん下りて行く。

まだ雪ののこっている所もある。

そうすると渓谷がみえてくる。今度はここを通ってダルチェンまで戻って行くのだ。

下り切って谷の河原に出た所で仏足石がある。

岩の上にブッタの足跡があるのだ。が、登るのに一苦労。

テント商店もあり一休み。


川沿いをいく。

渓谷を下って行くとまたテント商店がある。

なぜか巡礼者がヤギを連れてた。

さらに川沿いを行く

途中少し登ってチョルテンがある。この先にゴンパがでてくる。


チョルテン後はまた草原の谷に。

途中、逆回りのボン教徒が五体投地していた。

その先でミレルバゆかりの寺、ズトゥル=プク=ゴンパがでてくる。
二日目はここで泊まる人が多いが、時間がまだあるので一気にダルチェンを目指す

ドルマ=ラを過ぎてからぜんぜんカイラスが見えないのだ。
正直、ただ歩いてるので疲れてきた。


だんだん谷が開けてきて、遠くにナムナニ山脈が見えてきた。
谷がひろがる前に崖を登って行く。チョルテンが見えると、谷はおしまい。

西チベットの高原がひろがってる。迷路から抜け出してきた様な気分だ。

山のふちを平坦にダルチェンに向かう。遠くに街が見える。さすがに疲れた。

最後はずっとチベタンと歩いた、いやむしろ彼らより早く歩いてた。、、、
腹減ってたんで、街でうまいものくいたかったのだ。

だんだん小さかった街が大きくなってきた。街に着いたらそのまま餃子屋へ直行!

どうやらたった一周ではチベタンみたいに108周しないと煩悩はそのままの様だ。

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