【カイラス巡礼地図】
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一般的に旅行者はディラ=プク=ゴンパ、ズトゥル=プク=ゴンパあたりに宿泊して2泊3日でコルラする。
すでに高地順応してたり体力に自信があれば1日でもまわれる。
一般的なチベタンは朝日の上る前6時(夏の日の出は8時くらい)には出発して、夕方の20,21時ころ帰ってくる。約14.15時間かけて1日でまわる。
距離は50km以上、最高標高は5600m以上にもなる。食料はジュース、カップ麺やクッキーなどなら簡単に手にはいる。宿で簡単な料理がある事もある。
---1日目---
ついにカイラス巡礼である。
1日でまわるチベタン達は日も出てない6時にはもう出発しているので、もう街は静かだ。
今回予定では1泊2泊 のディラ=プク=ゴンパ宿泊で行くつもりだ。今の自分なら1日で回れる自信はあったが、やはりカイラスの北壁をディラ=プク=ゴンパからゆっくり見ねば、 という事でゆっくりペースで行く。 なので初日はゆっくり9時出発。距離にして約20km。半日もあれば着くだろう。
まず街をでるといきなり上りになる。チョルテンのある峠まで登り下る。
そうするとカイラス巡礼路の谷が見えてくる。
下りきり平坦に進むと、チベタン巡礼者が五体投地で巡礼してた。
お祭り時に使う柱が立っている場所、タルボチェがでてくる。
ここから本格的な谷となって行く。
右中側にはカイラスがあるのだが、手前の山でまだ見えない。
川沿いには車の轍もある。そう、車でこの先まで行く事もできるのだ。
インド人巡礼者はここまで車できて、馬に乗り換えて巡礼するそうだ。
まぁ別に馬がいけないとかは思わない。
自分の足で行こうが、五体投地で行こうが、馬で行こうが、まして巡礼しなかろうが、あくまで、自分の心次第なのだ。
谷をしばらく川沿いに歩くとテントがみえてくる。
そして壁にへばりつく様にチュク=ゴンパがある。
テントでさっそく休憩。カップ面を食べたが値段は大金の街より1元くらい高いだけで、そんなにかわらず。
このテント近くにはゴンパ方面に行く橋がかかっていて、川の外側をそのまま巡礼して行く事もできるが、外側を歩いてる人は皆無。
みんな中側を歩く。
ガイドブックにはこの先、外側にいく橋がなく、今夜の予定宿泊地のディラ=プク=ゴンパにはかなり遠回りに上流まで行かないと川を渡れなと書いてあった(実際には寺近くに橋がある)。チベタン達は内側を歩く。
彼ら1日でコルラするから宿泊の必要あないんだろう。と思って、誰も歩いていない外側へ行くために橋を渡るのだった。
もの凄い絶壁にかこまれた渓谷を川沿いに緩やかだが上って行く。
途中滝が出てきた。
この辺で岩の谷の合間からカイラスが見える。
誰も歩いてない為、道が壊れている。途中川を渡るし、砂利道だったり、道がなかったり、、、。
中側はみんなが歩くため、道がしっかりしているのだ。
中側をたのしく歩いてるみんなを見ながら、寂しく一人で歩くのだ。
川沿いの険しい渓谷をいく。途中でカイラスが見える。
途中草原で休憩。
少しでも食料は減らして軽くしたい。
結構テント商店がでていて食料には困らなそうだ。
そうすると、中側とを結ぶ橋がでてきた。
あれ?この周辺に橋がないから俺はずっと手前で外側に行ったんじゃなかったっけ?あるんなら早く言ってくれ、、、。みんなと仲良くラクチンな内側を歩きたかったよ、、、
橋を過ぎると寺がみえてくる。
ここで急に天気が悪くなる。雲がでてきて雨か?と思ったら雹だ。イ、イテエ。
もう既に標高は5000m近くまでなってた。
なんとかディラ=プク=ゴンパへ逃げ込んだ。
宿はなく坊宿しかないと思ってたので、値段を聞きに奥へ。
お寺のなか
そうしたら僧が出てきた。ここで事件発生。部屋を見せてもらおうと案内してもらったとき、何気なく、僧の手が自分の股間にタッチ。
なんだぁ?この一回目はたまたま当ってしまったんだろうと思ったが、部屋を出る際にガッツリ!、、、股間を、、、。
おおい!え?なんだ、こいつ?ひょっとしてヤバいお人?ここには泊まらない方がいいかぁ、と思って、玄関から外を見た。まだ雨は降っている。そうしたら、おばちゃんチベタン達が境内の巡礼から出てきて、寺の下にあるホテルに泊まると言う。俺もホテルに行こうかな?
そしたらさっきの僧が泊まるのか泊まらないのか聞いてきた。その時、また、股間をトゥリーンと下から触られた、、、(泣
おおおぃ、こりゃ決定だ!こいつ、ホモ、、、。
案内された宿坊。泊まったら襲われたか?
先に歩いて行った、おばちゃん達を追いかける様に寺から逃げ出した。
おばちゃん達に追いついて、ホモ僧の話をしたら、さすがに驚いてた。
こっちの方が驚いたよ!
カイラスも俺の心の様に曇ってきて見えなくなってきたよ、、、。
なんとか寺の下にあるできたばかりというホテルへ。
キレイな宿。しかし雨降ったせいか部屋の湿度が高い。
しかし、なぜか俺だけ、チベタンガイド達と同じ部屋に。
その宿にはアメリカ人女性も泊まっていた。
話を聞くと、チベット教徒で10日先の満月までここに滞在するという。
ちなみに彼女はここまで10時間かかって大変だったらしい。ネパールからツアーで来てここで個人旅行にきりかえたらしい。
自転車で旅をしてる事を話したら、途中で自分と同じ様に自転車で旅してる人をみかけたらしい。
しかもその人は検問所の手前で丘の上を上っていたとの事。
あいつ絶対許可証持ってないから、山越えしてるんだぜって車の同乗者達は笑ってたらしい。
ふーん、、、
って俺のことじゃねーか、、、。い、言えない。それが自分だった事は、、、。
だらだらと会話してのんびりしてたら霧がすこしずつ晴れてきた。
カイラス北壁が徐々に見えてきた。
青空ではないが頂上までしっかりみえる。うーん圧巻だ!
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