
【地図06-グゲ遺跡周辺全体図】
ガイドブックでは約140kmくらいで今回最大の見所のグゲ遺跡にショートカットで出れるらしい。早ければ2日。
遅くても3日あれば十分だろう。
通常はもっと幹線をアリ方面にいってから、グゲ遺跡方面に入って行くのだが、地図上ではこの門士からも道がつながってる。
まして途中にはチベットの起原ともいえる遺跡もあるようだ。これはお得なルートだ。
、、、とその時は思っていた。
ガイドグックのこの140kmはどうやら調査時にトレッキングルートしかなかったらしく、その距離なのだ。
現在では道が開通しており総距離は250km以上。
谷が多く登り下りが激しい厳しいルートで結局4泊5日もかかった。誰も通らない訳だ、、、。
そんな事とはつゆしらず、3.4日分の食料で余裕だろうと思い、ラクチン気分で出発。
今日の目的地は2.30km先のシャンション遺跡のお膝元の街、曲龍。
このあと数日間苦しめられるとはしらず完全にうかれてた。
直ぐに大好きな遺跡達がある事に、今後のルートがたった140kmしかないと思わされてた事に。
ボン教の寺だ。西チベットの寺にしては大きい。
狭い谷だ。
よく東チベットであったタイプの道でなつかしい。
もちろん落石もつきもの。突然岩の上にシカが現れて岩を下に落としながら逃げて行く。
その渓谷が開けると草原がでてきて曲龍の村がる。
が誰に聞いてもわからない、、、
どうやら発音がわるいのか現地名が違うようだ。
子供にきいたら通じて場所を教えてくれた。さらにこの村の下流にあるようだ。
教えてもらった方向にいくとそれらしき丘が対岸に見える。
近くに行きたいがさすがに渡れる幅と水量ではない。
目の前に宝があるのに諦めなければならないのかーくそー。
河原まででてきてふと見たら川の狭くなってる所にチベタンフラッグがかかってる。
ん?その下に吊り橋があるではないか!
街からもここまでの道上からも岩が邪魔して見えなかったのだ。
川沿いを橋の方へ。
橋を渡り対岸から見えた地点へ。
手前にほこら跡がいくつかあった。ついに来た。
シャンション遺跡だ!!ここまできたら登ってやる。
で洞窟でキャンプだ。
またまた道なき山道を登って行く。もう得意分野だぜい。
自転車ごと登山!足を滑らしながらついに洞窟群だ。
洞窟は10個はあるだろうか?
本日の宿泊ホテルは2階建て洞窟だ。中はかなり広い。
天井にはヤニの様な物を塗って砂が落ちてこない様になってる。
あとで怖くなかったのかと聞かれたが、恐怖心より好奇心だらけで不安なんか一つもなかったのだ。
そんなのに泊まってもいいのか疑問だが、泊まれるのもここぐらいかなぁ、と。
今夜は洞窟内にテントを張り、風の心配がないのでロウソクで。ロマンだ、、、。
夜は強者どもの夢が跡か、、、と興奮気味に就寝。
しかし、これは後日壮大な遺跡を見る序章にすぎなかった。
-- ■移動情報■ チベット地図と距離一覧と記号の見方⇒★チベット「距離表」☆
0km | "menshi"(门士) | /H+R | 4380m | ||||
| [ | 6k | :D] | Divergence to ティムタプル (Hot spring)&"wanlon"(曲龍) | | | |
| [ | 6k | :D] | Village (This side of valley) | | | |
| [ | 4k | :D] | Glgam? templeグルギャム=ゴンパ | /s | 4200m | |
24km | [ | 12k | :D] | "wanlon"(曲龍) | /S | 4200m |
![]() 周辺map | コメント:門士の分岐から川沿いにいく。途中にゴンパがありその先から狭い渓谷に入って行く。落石注意。開けると草原になり川沿いに曲龍の村がある。幹線は山に入って行くが、シャンション遺跡は街の川沿いの下流方面にある。道はそんなに悪くない。 門士→曲龍→トンバ村→ダパ→グゲ遺跡ルートマップ | ||
門士→曲龍 | |||
12:00発→19:00着 | |||
走行距離 /24km 実質走行時間 4h 平均時速/10kh |
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