10.11.2010

チベットとは?

<チベット圏>
一般的にチベットというと中国のチベット自治区をさす(地図の緑色の区域)。しかしチベット族(チベタン)は周辺国ネパールやインドの地域にも住んでいる。また中国でも四川省や雲南省にも住んでいるのでチベット圏となるとかなり広大になる。

<中国ビザ>
日本人は 中国ではビザなしでも14日間滞在可能。時間のかかるチベットは事前に取って行った方がいい。
日本で取得: ネットで検索すると中国ビザ取得の専門旅行代理店が多数ヒットする。
韓国で取得: ソウルの領事館で取得可能
香港で取得: 香港の旅行代理店で長期ビザ半年間が取得できる。値段は店によって違うが500元前後。ちなみに香港は日本人なら3ヶ月ビザなしで滞在できる

<お金>
チベット自治区も中国なので中国元が使える。しかし僻地にいくと両替はおろか銀行すらない場合がある。都市を離れる場合は少し多めに行った方がいい

チベット自治区および周辺で の銀行は 香格里拉八一ラサシガツェアリ零公里(カシュガル近く)にありATMもある

<チベットへの交通>
飛行機:香格里拉や成都などから飛ぶのが一般的。ネパールのカトマンドゥからの国際線もある
鉄道:2006年にラサまで開通し北京、成都、上海等の都市から直通がでている。
バス:香格里拉、成都、ゴルムド、西寧、カシュガルなどから直通バスがある。
ランクルチャーター:成都、カシュガル、カトマンドゥの旅行代理店等で車をチャーターも可能。

<チベット許可証>
チベット自治区に入る為に中国ビザの他に許可証(パーミット) が必要。鉄道開通で廃止されると噂された許可証も、2007,4月のアメリカ人のデモの影響によって逆に手続きに厳しくなった。 取得には旅行代理店にて手数料を払い発行してもらう。旅行代理店によってことなるが600~700元ほど。ちなみに中国人も許可証は必要だが7元という話。 西チベットではアリカイラスの街の公安でも個人で罰金を払い取得可能。 許可証は数種類のタイプがある。右画像許可証はファックスの様。

<闇入境>
許可証(パーミット)がなくてもなんとかなってしまうのが中国である。
飛行機:旅行代理店での購入になるので許可証がないと難しい
鉄道:中国人のふりをして駅窓口で買う事は可能。電車内で許可証のチェックを受けると噂があるが、受けたと言う話は聞いた事はない。
バス:香格里拉零公里(カシュガル近く)では許可証なくてもチケットが買える
ヒッチハイク:ヒッチハイクといっても有料。地元民も交通手段として利用している。が違法なので捕まった場合は運転手にも迷惑がかかるが、外人とわかっていて乗せてくれる運転手も多い

<宿泊>

キャンプ時のテント内。詳しくはチベットでのホテル情報

<病気>

襲われて噛み切られたバック


チベットを旅行してもっとも怖い病気は高山病だろう。平均標高が富士山以上のチベットでは平地で暮らす人間にとってはかなりの負荷となる。西チベットにお いては滅多に標高が4000mを切る事はなく平均4500mくらいある。標高を5000mをこえれば酸素は平地の40%ほどしかなくなる。特に予防薬はな く、体が慣れるしかない。一番いいのは少しずつ高度をあげていく事。とは言え無理な事場合もある。その場合は水分を多く取り歩いたりした方が早く新陳代謝 がおこり高地順応する。有名な漢方として紅景天という薬があるが、これは利尿作用があるらしく、新陳代謝をよくするものである。できれば高地に入る前から 飲み、やはり水分を多めにとるべし。

また犬のもっている狂犬病もこわい。発症した場合の致死率はほぼ100%である。いくらワクチンを打っていたとしても、凶暴な犬に咬まれて怪我などした ら、無人の荒野では致命傷になる。咬まれないにこしたことはない。しかし街や家で飼っている犬は番犬なのでよそ者の旅行者なのど格好のターゲットだ。遠く の家から勢いよく飛び出してきて吠えながら一直線にこちらに向かってくる。距離があれば彼らのテリトリーから逃げる。 もしくは村人達に助けを求める。知っている人間には犬もおとなしいのだ。また逃げると追いかけてくるのが犬。かといって戦う訳にもいかない。投石や棒など 臆せず、振った棒めがけ噛み付いてくるのだ。 → 犬に襲われ経験記 その1その2

病院は省都のラサに大きいのがあるくらい。アリにもそこそこの病院が。残りの街は期待しない方がいい。無人地帯がひろがり交通の便の悪いチベットではささいな病気や怪我で命にかかわる場合もあるので、十分な体調管理や注意が必要

<チベタン食>



チベタンの主食のチャンパ(粉)とバター茶。民家や遊牧民のテントに行くと必ず出してくれる、彼らの主食。乾燥した大地のチベットではバター茶は塩分と油 分の補充できる。その他パン、ヨーグルト、ヤク牛の干し肉、チベタンうどん、モモ(餃子)を食べる。街ではよく中華も食べている

<シャワー>

街の淋浴(シャワー屋)

チベットには体をあらう習慣がないのと水やマキが貴重な為あまりシャワーが宿についていない。そういう場合は街のシャワー屋に行く、5~10 元程。しかし街にない場合も多い。その場合は宿には必ず熱湯と桶があるのでタオルを濡らしたりして体を拭くしかない。

<チベットの田舎の商店>


チベットの僻地になると商店にはまともなものが置いてない。しかしどこに行ってもインスタント麺は必ずある。お椀がなくても大概貸してくれお湯も入れてくれる。そして中は喫茶店の様になってて、そこで食べれる。

<インターネット>

今中国全土でかなりの普及率のネットカフェ。中国人はネットではなく、ゲームか出会い系サイトをよくやっている。このチベットでもかなりの普及率。中央、東チベットではよく見かけるネットカフェも、西チベットでは電気の通っていない所が多くアリ、トリンくらいしかない。
ネットのある街の情報へ

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